※本記事は2025年9月に旧愛知日産で作成されたものを2026年8月20日に新たな情報を追記したものです。
みなさんこんにちは!
秋の行楽シーズンに向けて、ドライブの計画を立てている方も多いのではないでしょうか?
しかし、9月は「ゲリラ豪雨」や「台風」が多く発生する季節でもあります。
突然の豪雨で道路が川のようになってしまう「道路冠水」。みなさんは、その危険性や対処法を正しくご存知でしょうか?
今回は、命と愛車を守るための知識をご紹介します。
「少しの水たまりくらい、大丈夫だろう」
そう思って冠水した道路に進入するのは、非常に危険な行為です。水面下には、私たちドライバーが予測できない多くの危険が潜んでいます。
見えない障害物:側溝や縁石、開いてしまったマンホールなどの水面下にあるものが見えず、脱輪やパンクの原因になります。
エンジンの故障:マフラーや吸気口から水が浸入するとエンジンが停止し、最悪の場合「ウォーターハンマー現象」によってエンジン自体が破損してしまうことがあります。水深がタイヤの半分を超えると、危険度は一気に高まります。
ブレーキ性能の低下:水中を走行した直後は、ブレーキディスクとパッドの間に水の膜ができ、ブレーキが効きにくくなることがあります。
e-POWER車や電気自動車(EV)は、バッテリーなどがしっかりと防水設計されているため、冠水路を走行してもすぐに感電する危険性は低いですが、ガソリン車と同様にエンジンや電気系統の故障リスクはあります。油断は禁物です。
では、どの程度の水深なら安全に走行できるのでしょうか?
一つの目安として「車のドアの下端(サイドシル)を超えない深さ」と覚えておきましょう。
これ以上の深さになると、車内への浸水や車両トラブルのリスクが格段に上がります。
ですが一番大切なことは、「危険を感じたら、迷わず引き返す勇気を持つ」ことです。
安全な迂回路を探すことが、結果的に最も賢明な判断となります。
車だけでなく命を守るためには、冠水路を走らないように心がけましょう。
冠水路で車が停止した場合、最も大切なのは「パニックにならず、身の安全を最優先に脱出すること」です。
無理にエンジンを再始動させず(破損の危険があります)、落ち着いて以下の手順で速やかに脱出してください。
①ドアが開く場合
すぐにシートベルトを外し、車外へ脱出します。水の中はマンホールの蓋が外れているなど足元が見えず危険なため、慎重に安全な高台へ避難しましょう。
②ドアが開かない場合
水圧でドアが重く開かない場合は、窓からの脱出を試みます。水没直後であれば、まだパワーウィンドウが作動する可能性があります。
③窓もあかない場合
「緊急脱出用ハンマー」でサイドガラスを割って脱出します(※)。
ハンマーがない場合の最終手段として、ヘッドレストの金属棒の片方を窓とドアの隙間に差し込み、てこの原理で割る方法もあります。
ただし、この代用方法は力が入りにくく割れないケースもあるため、万が一に備え、手の届く場所への「緊急脱出用ハンマー」の常備を強くおすすめします。
※フロントガラスはヒビが入るだけで割れない構造(合わせガラス)のため、必ずサイドガラスを割ってください。
やむを得ず冠水路を走行した後は、安全な場所に停車し以下の点を確認しましょう。
ブレーキの確認:アクセルをあまり踏まずに、ブレーキペダルを数回軽く踏む「ポンピングブレーキ」を行い、ブレーキの効きを回復させます。
異音・異臭の確認:車から普段しない音や匂いがしないか、注意深く確認してください。
プロによる点検:少しでも不安を感じたら、迷わずプロに点検を依頼しましょう。後から重大なトラブルに繋がる可能性もあります。
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突然の豪雨は予測が難しいからこそ、日頃からの備えと正しい知識が重要です。
台風シーズンも安全運転を心がけ、快適なカーライフを送りましょう!