みなさんこんにちは!
秋の行楽シーズンに向けて、ドライブの計画を立てている方も多いのではないでしょうか?
しかし、9月は「ゲリラ豪雨」や「台風」が最も多く発生する季節でもあります。
突然の豪雨で道路が川のようになってしまう「道路冠水」。みなさんは、その危険性や対処法を正しくご存知でしょうか?
今回は、命と愛車を守るための知識をご紹介します。
「少しの水たまりくらい、大丈夫だろう」
そう思って冠水した道路に進入するのは、非常に危険な行為です。水面下には、私たちドライバーが予測できない多くの危険が潜んでいます。
見えない障害物:側溝や縁石、開いてしまったマンホールなどの水面下にあるものが見えず、脱輪やパンクの原因になります。
エンジンの故障:マフラーや吸気口から水が浸入するとエンジンが停止し、最悪の場合「ウォーターハンマー現象」によってエンジン自体が破損してしまうことがあります。水深がタイヤの半分を超えると、危険度は一気に高まります。
ブレーキ性能の低下:水中を走行した直後は、ブレーキディスクとパッドの間に水の膜ができ、ブレーキが効きにくくなることがあります。
e-POWER車や電気自動車(EV)は、バッテリーなどがしっかりと防水設計されているため、冠水路を走行してもすぐに感電する危険性は低いですが、ガソリン車と同様にエンジンや電気系統の故障リスクはあります。油断は禁物です。
では、どの程度の水深なら安全に走行できるのでしょうか?
一つの目安として「車のドアの下端(サイドシル)を超えない深さ」と覚えておきましょう。
これ以上の深さになると、車内への浸水や車両トラブルのリスクが格段に上がります。
ですが一番大切なことは、「危険を感じたら、迷わず引き返す勇気を持つ」ことです。
安全な迂回路を探すことが、結果的に最も賢明な判断となります。
車だけでなく命を守るためには、冠水路を走らないように心がけましょう。
やむを得ず冠水路を走行した後は、安全な場所に停車し以下の点を確認しましょう。
ブレーキの確認:アクセルをあまり踏まずに、ブレーキペダルを数回軽く踏む「ポンピングブレーキ」を行い、ブレーキの効きを回復させます。
異音・異臭の確認:車から普段しない音や匂いがしないか、注意深く確認してください。
プロによる点検:少しでも不安を感じたら、迷わずプロに点検を依頼しましょう。後から重大なトラブルに繋がる可能性もあります。
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突然の豪雨は予測が難しいからこそ、日頃からの備えと正しい知識が重要です。
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台風シーズンも安全運転を心がけ、快適なカーライフを送りましょう!