みなさんこんにちは!
突然ですが、昔は日産の販売店によって購入できる車種が異なっていたことをご存知でしょうか?
「あのクルマが欲しかったのに、近所の日産のお店では売っていなかった…」なんて経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、そんな少し懐かしい日産の「販売チャネル」の歴史についてご紹介します。
1960年代以降の高度経済成長期、日本の自動車保有台数は爆発的に増加しました。
この大きな波に乗り、より多くのお客様に日産車をお届けするため、日産は複数の販売チャネルを展開する戦略を取りました。
これは、「同一エリアでの自社店舗間の競合を避け、かつ、きめ細かく市場をカバーする」ことを目的としたものです。
チャネルごとに「ブルーバードを買えるお店」「スカイライン専門のお店」といったように専売車種やターゲット層を設定し、ブランドイメージの違いを明確化。自社製品同士の競合、いわゆる「共食い」を回避しつつ、効率的に販売網を拡大していったのです。
日産の販売チャネルは時代によって変遷していきました。
チャネル制導入1970年代から1990年代まで、日産のチャネルは5つありました。
チャネルごとの専売車種を見ていきましょう。
1999年に車種ラインナップ重複対策と販売効率の向上を目的として、日産は大規模なチャネル統合を実施し、2つの系列に再編されました。
そして2007年にはチャネルにかかわらずすべての日産販売店で全車種の取り扱いを開始。チャネルごとの車種の違いはなくなりました。
現在でも、販売会社の名称に「プリンス」といった過去のチャネル名が残っていることがありますが、これは当時の体制の名残であり、取り扱い車種に違いはありません。
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今回は過去の販売チャネルについて紹介しました。
2026年、愛知日産は同じ日産グループの日産プリンス名古屋株式会社と経営統合をし、新たに「日産愛知販売株式会社」としてスタートいたします。
これもひとえに、長年にわたりご支援くださったお客さまのおかげと、心より感謝申し上げます。
これまでと変わらず、お客様のカーライフを全力でサポートしてきます。
お客さまの「心にグっとくる」カーライフのために、社員一同、精一杯努めてまいりますので、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。